物を売る以外の「質屋」
こんにちは。質トダ屋の店主・戸田です。
「今すぐお金が欲しいけど売ってもいいものがない」と困っている人はいませんか?質屋は「物を売る場所」だけではなく、「品物を担保にお金を借りれる場所」でもあります。そこでものを売る以外の質屋について今回は書いてみようと思います。
質屋での「質預かり」とは?
そもそも質預かりとは、一定の価値がある品物を担保にお金を融資するシステムです。品物を担保に期限内(3ヶ月としている場合が多い)に元金と利息を支払えば預けた品物を返してもらえます。
いくら借りられるかは、担保となる品物の価値によって変動し、現在の収入などは見られない点が銀行などでお金を借りる部分とは違います。返済期限を超えたり元金と利子を支払えなかったりした場合は、品物の所有権は店舗側に移り取り戻すことはできなくなります。
しかし、品物の所有権がお店側に移ることで借りた分は返済したとみなされるため、お金を返す必要は無くなります。
質預かりを利用するメリット
質預かりを利用するメリットは主に次の4点です。
①すぐにお金が借りられる
質預かりでは一部品物は査定に時間がかかる場合もありますが、品物の査定と書類記入で15〜20分程度あればすぐにお金を受け取れます。
一方で銀行などの金融機関でお金を借りる場合、安定した収入はあるのか、過去に滞納などはしていないかなどの審査に時間がかかります。金融機関に行った当日にお金を借りることができないことも多いです。
②返金できない場合は品物を手放すことで返済義務を免除できる
もし、返済ができない場合は、質預かりに出した品物を手放すことで返済義務を免除できます。品物の所有権が質屋に移ることで、質屋は品物を商品として販売できるようになり、利益を得られるためです。品物を買取に出す状態と同じになります。もちろん、返済ができなかった時点で品物の所有権は質屋に移るため、品物を返してもらうことはできません。
③督促がない
質預かりではお金を受け取る際に品物を預けるため、質屋は現金の返済がない場合は品物を売って貸した金額は回収できます。そのため、返済期限を過ぎても督促がありません。
④融資履歴に残らず信用情報に影響がない
金融会社でお金を借りる場合は融資履歴が残り、住宅ローンや自動車ローンを組む際に審査に影響が出てしまう可能性があります。しかし、質預かりは融資履歴には残りません。
そのため、住宅ローンなどを組む際の審査には影響しません。
質預かりを利用するデメリット
質預かりを利用するデメリットは、主に次の3点です。
①借りたい金額が借りれるとは限らない
質屋で借りられる金額は、質預かりに出す品物の価値で決まります。仮に100万円を借りたかったとしても、品物に80万円の価値しかなければ100万円は借りられません。
②買取に出すより金額が低い
同じ品物を質預かりに出す場合と買取に出す場合では、買取に出す方が受け取れる金額が高いです。質屋によっても異なりますが、質預かりの場合、買取金額の90%程度が貸出金額の上限になっています。そのため、できるだけ多くの現金が欲しい場合は、質預かりではなく買取を選ぶ方がよいでしょう。
③質流れになると取り戻せない
質預かりで渡した品物は、返済期限内であれば所有権はあなた(お客様側)であり、質屋はあくまでも預かっている状態です。しかし、返済期限が過ぎても返済がなかった場合、品物の所有権が店側に移ります(質流れ)。
期限を過ぎた後に返済金額を持ってきても、既に品物の所有権は店側に移っているため取り戻せません。品物を必ず取り戻したい場合は期限内に返金するようにしてください。
最後に少しだけ質トダ屋のPRをさせていただきます。質トダ屋は創業70年以上の地域密着型の質店。その歴史が培ってきた豊富な販路のネットワークと、家族経営によるコストカット、 お店は大通りの路面店にも関わらず賃料のかからない自社物件による経費の削減などを通して、できる限りの高額査定をさせていただいています。
また質預かりでお預かりした品は、コンディションをキープできるように湿度等含めて、厳重に管理しています。 名古屋で質屋さんをお探しの時はぜひ名古屋駅から徒歩圏内、専用駐車場も完備でアクセス便利な質トダ屋へぜひご来店下さい。